イタリア留学時に、素敵な柄に惹かれて購入したイタリアのプリントペーパー。
なにかに使えないかと考えたのが、このリングボックスです。
ちょうど、お客様から「ジュエリーを買うたびに箱が増えて、結構かさばるのよ。」
という話をきいていて
小さめで邪魔にならない箱はないかな?
と、探していたこともあり
それなら、自分で作ろうかなと思ったのが始まりです。
最初は、紙の厚みを考えずに作って失敗したりもしました。
試行錯誤しながら行き着いた作り方をご紹介します。
リングボックスの作り方
必要な材料
紙
私が使用している紙は、イタリアンペーパー、タント紙、レザック#80です。
適度に厚みがある紙なら何でもいいと思います。
紙の厚みによっては、箱のサイズを少し微調整する必要があると思います。
厚紙を箱状に組み立てるときに、薄い和紙も使用しています。
イタリアンペーパー↓
あまり売っているところが見つかりませんでした。素敵な柄をみつけてください。
【クラフト紙・包装紙】ROSSI(ロッシ)CRT-014/015/016/018/0245枚入り 価格:2,530円 |
タント紙↓
大きな文具店でも売っていますが、ネットだとすごい色数ですね。
もともとタントとはイタリア語のtanto(たくさん)の意味で、色数が多いことからついた名前のようです。
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レザック80↓
型押し模様が特徴のレザック。番手で模様が違います。厚みもいろいろあるので買うときは気をつけてください。
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厚紙
厚さ1mmのものを使用しています。
厚紙↓
多分、買えるところはたくさんあると思いますが、一応リンクをはっておきます。
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リボンまたはテープ
40mm幅のグログランリボンを使用しています。
リボンやテープを使用すると、端の処理の必要がないので、作りやすいです。
端の処理(ほつれないように曲げたり)した布、革などを使っても違った風合いになって良いと思います。
日本のブランド木馬のグログランリボン↓
有名ブランドのものなので、生地もしっかりしています。
MOKUBA(木馬) グログランリボン(8000K) 40mm 7.ブラウン (H)_4b_ 価格:44円 |
韓国製のグログランリボン↓
薄手で柔らかいらしいので、使いやすいかもしれません。コスパがいいのも魅力です。
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スポンジ
私は厚さ1mmのウレタンチップフォームを使用していますが、適度に弾力があるものであれば、綿や布をまるめたものでもいいと思います。
その他
紙を貼るための接着剤やのり、はさみ、カッター、定規、接着剤を塗るための筆などもあると便利です。
ベースの箱を作ります
下の展開図のように厚紙を切ります。
厚紙を箱状に組み立て、箱の厚みの幅に切った薄い紙をぐるっと貼り付けます。
厚紙にのりしろはないので、この薄紙で箱の形を固定します。
紙を貼るときは、酢酸ビニル樹脂系の接着剤(コニシの木工用ボンドやセメダインの木工用)を、水で少し薄めて使っています。
少し薄めると、均一に薄く塗ることができます。
薄めすぎると接着力が落ちるので気をつけてくださいね。
表紙(おもてがみ)を貼ります
ふたと下の箱に貼る、表用の紙を切ります。
ふた用も、下の箱用も表紙のサイズは同じです。下の箱は中箱を入れるので、内側への折返しは少しでいいからです。
形は同じなので、厚紙で型紙を作っておくと便利です。
中箱用の表紙は下の短冊状のサイズです。
まずは、ふた箱から貼っていきます。
貼るときは、ベースの箱と表紙の両方に接着剤を塗ると、接着剤の塗りむらが防げます。
次に中箱に表紙を貼っていきます。
仕上がったときに、見えるところだけ貼ります。
少し長めになっているので、一周して余ったところは切り落とします。
中箱を貼り終えたら、ふたに入るか確認します。
接着剤が乾く前なら多少伸びたり縮んだりするので、ここで調整しておきます。
最後に下箱に表紙を貼っていきます。
貼り方はふたと同じです。
表紙を全部貼ったら、中箱を下箱に貼って箱は完成です。
リングをさす部分を作ります
スポンジに両面テープで、グログランリボンを貼ります。
スポンジのサイズは、1cm厚×2cm×3.8cm。
リボンを貼るのには、強力タイプの両面テープがおすすめです。
スポンジの表面は隙間が多く、接着剤だと染み込むだけ(接着剤の染み込んだスポンジは固くなってしまいます。)ですし、両面テープでも普通のですとすぐに剥がれてしまいます。
貼り方は、M字に2つのスポンジがつながるように貼ります。
リボンを貼ったスポンジを、箱に貼って完成です。
まとめ
工程が少し多く感じますが、一度作ってコツを覚えると難しくないと思います。
多少ずれても、表紙はベースの箱にあわせて切りながら貼っていくので、案外きれいに仕上がります。
紙の組み合わせや、リボンによって、仕上がりのイメージが変わりますので、オリジナルの箱作りを楽しんでみてください。
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