光の屈折と屈折率の話・ジュエリー作家の宝石学

宝石学

 

宝石を鑑別する上で、重要な石の屈折率。

屈折計で屈折率を測れば、その石が何なのか大体わかるのですが、
そもそも屈折率って何?って思ったので、調べてみました。

すると、難しい言葉と数式だらけで、さらにわからなくなったので
自分なりにまとめてみました。

独自のまとめなので、物理や光学にあかるい方から見ると、おかしなところもあるかもしれませんが、大筋では間違っていないと思います。

 

自宅でジュエリー製作をしております。
石の買いつけも自分でしているため、宝石鑑別についても勉強中です。
学んだことの備忘録として宝石について綴っています。
宝石好きな方、ジュエリーを製作される方の参考になれば幸いです。

 

 

屈折について

屈折率の話の前に、まずはそもそも屈折ってなんだろう?というところから。

 

 

なんか、学校で習ったような、おぼろげな記憶はあるのですが・・・

水にストローを入れると曲がって見えるとか、プリズムがなんだとか・・・

光は同じ物質を進み続ける限り、まっすぐ進みますが、物質と物質の境目(境界面)で折れ曲がる性質があり

それが、光の屈折と呼ばれる現象です。

 

そして、

  

 

 

物質に入った後の光の速度が遅いほど、光は大きく曲がります。

この、物質によって光の進む速度が決まっているっていうのがポイントですね。

 

 

屈折率について

屈折については、なんとなくわかりましたが、

 

 

ややこしいですね~。

これって、真空中の光の速度が物質中の光の速度の何倍かってことですよね?

ややこしい気がしますが、なにか理由があってこの数値を使っているのでしょうから、これはこれで覚えてしまいましょう。

 

 

まとめ

今回、屈折率について調べました。

 

重要なことは、
物質によって光の速度が決まっている=屈折率も決まっている
ということ。

それによって、屈折率がわかれば、その物質がなにかわかるということ。

それを、宝石の鑑別に利用しているんですね。

⚠屈折率の測定は鑑別方法の一つであり、これだけで全ての石が見分けられるわけではありません。

 

↓屈折計についてはこちらの記事をご覧ください。

宝石用屈折計でわかることと使い方:ジュエリー作家の宝石学
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