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簡易線引き機の作り方

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線引きってなに?

 線引き板の穴に細長くした地金を入れてエンマ(プライヤーのようなもの)ではさんで引っ張って細い丸線にする作業を「線引き」と言います。

 線引き板の穴は、少しずつサイズが違い、徐々に細くしていきます。

 細い線(1Φくらい)なら、女子でも簡単に引けますが、太いと無理。

そんな時に使うのが、線引き機です。

 人力では無理なサイズでも引くことができて、とても便利な線引き機ですが

問題が…

・価格が高い(小型のものでも5万超え)

・割と大きいので、置場所に困る

・ 使用頻度が低い

高くても、場所をとっても、毎日使うならいいんですけどね。

 いうことで、線引き機を自作しまして、同じ悩みを持つ方のお役にたてればと、ブログにまとめてみました。

 

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 自作の簡易線引き機ですので、性能は低いです。
また、安全を考慮した作りではなく責任は持てませんので、製作及び使用の際はご自身の判断・責任でおこなっていただきますようお願いいたします。

 

簡易線引き機の作り方

材料

 

・ラチェット式荷締めベルト

 今回製作する、簡易線引き機の要。

 ラチェット(歯止めがついていて一定方向にしか回らない構造)のついた荷締めベルトは、トラックの荷台に積んだ荷物を固定するために使われることが多く、ベルトを引き締められるように作られています。
 この、引き締める構造を線引きに利用します。
ラチェット部分の性能で引ける太さも変わるため、金属製のしっかりしたものをおすすめします。

また、固定する必要があるのでネジで留められるように穴が開いているとよいです。

 

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・L字金具またはブラケットなど

 線引き板の固定に使いますので、強度が重要です。
厚みのあるしっかりしたものをおすすめします。

筋交い入りのブラケットなどもおすすめです。

 

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・バイスプライヤーなど

 地金をはさんで引っ張るので、しっかりとはさめるものを選びましょう。

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・ワイヤーなど

 ベルトとプライヤーをつなぐためのものです。丈夫なものを選びましょう。

 

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・木の板など

 荷締めのラチェット金具や、L字金具を固定するので、ある程度厚みのあるしっかりした木材を選びましょう。

この木材を長いものにすれば、長い線が引けます。

 

 

L字金具を固定

 L字金具は、線引き板を固定するためのものです。

 引っ張った時に、板が動かないように板を挟み込むようにL字金具を固定しますので、隙間はお手持ちの線引き板に合わせてください。

 

 

ラチェット金具を固定

 ハンドル部のラチェット金具を固定します。

 私が購入したものは、金具に穴が開いていたので、ネジで簡単に留めることができましたが、穴が無いと固定に工夫が必要になります。

 ベルトは長いものが多いので、適当な長さにカットします。

 ラチェット金具へのベルトの取り付けは、各製品の取り扱いにしたがい、向きを間違えないように固定してください。

 

 

プライヤーをベルトにつける

 バイスプライヤーは、挟んだ状態でロックできるプライヤーです。
地金を挟んだ状態でロックすれば、あとは引っ張るだけです。

 プライヤーの口の部分にスペースがあるので、そこにベルトに通したワイヤーをかけています。

 私は2mmのワイヤーロープの先をループにし、カシメで留めたものを使っています。

 

まとめ

 構造自体はとても単純なので、普段ものつくりをしている方であれば、わりと簡単に作れると思います。

 市販の荷締めベルトを使用するというアイデアがこの簡易線引き機のポイントで、その他強度や使い勝手などは工夫の余地があるかと思います。

 ぜひ、工夫して作ってみてください。

 

制作のヒント
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