イタリア中部の都市、フィレンツェで学んだジュエリーの表面に彫りを施す「Incisione – フィレンツェ彫り」の技術を、広く伝えたいという思いから、不定期ですが半年に一回ほどワークショップを開催しております。
ワークショップ開催の最新情報は、インスタグラムでご案内しています。
Incisione – フィレンツェ彫りについて
イタリアのルネサンス期にフィレンツェで発展した、繊細な模様をジュエリーに彫り込む技法を、日本では一般的に「フィレンツェ彫り」と、言います。
イタリアでは単に「Incisione インチジオーネ」(彫刻・洋彫り)と呼ばれますが、
西洋彫り、洋彫りと呼ばれる技法は欧米の国々にもありますので、それと区別するためにフィレンツェスタイルの彫りを「フィレンツェ彫り」と呼ぶことが多いようです。
また、電動グレーバー(電動彫刻機)を使用した洋彫りと区別するためにも、「フィレンツェ彫り」と呼ぶことが多いです。
ワークショップの特徴
洋彫りタガネは、用意しています
手の力でタガネを押して彫り進めていく「Incisione – フィレンツェ彫り」ですが、
通常彫るための道具である「タガネ」は、自分で加工して研いで作ります。
洋彫りタガネの作り方は↓こちらの記事をご覧ください
手の大きさや、彫るものに合わせて、自分で使いやすいように加工して手に馴染むタガネを作るのが一番良いのですが、
「タガネを作っても、続けられないかも…」
「ちょっとだけ試して、できそうだと思ってから、タガネを作りたい」
って、皆さん思われますよね?
ですので、ワークショップではこちらで用意したタガネをお使いいただけます。
銅板練習だけじゃない
「Incisione – フィレンツェ彫り」ではまず、銅板で彫る練習をします。
銅は他の金属より柔らかいので彫りやすいですし、粘りのある金属ですので、タガネで彫り押し進める感覚がつかみやすいのです。
とはいえ、銅板を彫るだけではちょっとつまらないですよね?
ですので、ワークショップでは銅板に直線を彫る練習をしたあとに、シルバーのペンダントに彫りをいれます。
自分で彫ったペンダントを着けて帰れるのは、嬉しいですよね。
レシピの手順とおり彫り進めればできあがる
ペンダント彫る作業はとても細かいので、どこをどの順番で彫っていくのかわからなくなってしまいます。
ですので、彫る順番、彫る場所、彫る向きを図にした、レシピを作りました。
プロの指導で学べる特別な技術
フィレンツェに彫金留学経験があるジュエリー作家が直接教える
このワークショップでは、
2017年に、イタリアのフィレンツェに短期留学し、「Incisione – フィレンツェ彫り」を学んでから、ジュエリー作家として活動している私が直接教えます。
作家オリジナルデザインのジュエリーに彫れる
彫りを入れるペンダントはフィレンツェの伝統的な模様を、
彫りが初めての方でも彫りやすくアレンジしたオリジナルのデザインです。
過去のワークショップの様子
ワークショップ開催の最新情報は、インスタグラムでご案内しています。
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